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多面体の短冊

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俳句って難しい。
五七五のリズムと季語というルールがありますもんね。
自分の思いを短い言葉にするのはホントに苦手。
とにかくシンプルなのがイチバン難しい。

俳句は無駄を削ぎ落とした文章。
たくさんの解釈には それなりの人生経験が必要だと思うのです。
目に見えているのは ある事実の側面だけ。
その側面から様々な切り口で想像しなければ 世の中は面白くありません。

桜が散るのを悲しく思うのは
学生時代春に好きな人とお別れして 空を見上げたら桜が散っていた…
というのを経験しないと 同じ思いをするのは難しいし(個人的にね)
難関校に合格した喜びを噛み締めたのが桜が散る時期だったら
もしかする とその人には嬉しい感情かもしれません。

あ そうだ
夏の終わりの夕暮れはさぁ…
夏の終わりの…

夏の…はぁ…(遠い目)

それはそれとしまして 気に入った俳句などありましたら
本を読んでからでも ネットで知識を蓄えても良いので
気になったらそれを確かめに行くべきだと。
じゃないと 人生の2/3を損していると思います。
解釈をする力もキャパシティも手に入れられませんもの。

例えば
「五月雨を 集めて早し 最上川」
であれば梅雨で水かさの増えた川の合流はどうなってるのか?
気になったら確かめに行かなきゃね。
あ !台風近づいてます!
気になっても川や海を見に行っちゃダメですよ!(真面目か?)
見に行ってもひとりの力じゃどうにもできないんですから。
でも
台風の前の日のワクワク感はもう薄れちゃったかなぁ。



さてさて新しい1週間がはじまりました。
いやぁ 七夕ですね(しみじみ)短冊のお願い事を書かなくなって久しいのですが
実際 大人になると書くことが無いのよね。
なんか素直になれない…叶うわけないのですが 神社のお参りとはまた違う。
いろいろ調べてみると 七夕飾りが願い事であって 短冊には和歌を書いていたのですね。
和歌と俳句は違いますが 他人の短冊の願い事を読んでみては 
ひとりでフフンとほくそ笑むのも まぁひとつの解釈といえばそうかなと思うのです。

今週もはりきっていきましょう~☆

by garage-reading | 2014-07-07 23:00 | ことだま